モバイルバッテリーの発火を防ぐ。ふくらみ・熱・飛行機・捨て方の5つの確認

ニュースで、モバイルバッテリーの火事を見かけることが増えました。
「うちにあるのも、もう何年も使っているけれど」と、気になっている方も多いと思います。
モバイルバッテリーとは、スマホを外で充電するための、持ち歩き用の電池です。
中には、リチウムイオン電池という、たくさんの電気をためられる電池が入っています。
便利な反面、熱や強い衝撃に弱いという性質があります。
むやみに怖がる必要はありません。
いくつかの点に気をつければ、安心して使えます。順番に見ていきましょう。
まず、手元のバッテリーをチェック
今すぐ確かめたい5つのこと
- 本体がふくらんでいないか(机に置くとガタつく、すき間ができている)
- 充電中に、前より熱くなっていないか
- 落としたり、強くぶつけたりしたことがないか
- 夏の車の中など、熱いところに置いたままにしていないか
- 布団や枕もとで、充電しながら使っていないか
いちばん大事なのは、ふくらみです。
ふくらんだ電池の中には、燃えやすいガスがたまっています。
押したり曲げたりすると、火が出るおそれがあります。
ふくらみや、いつもより熱いなどの異常に気づいたら、すぐに充電も使用もやめてください。
そのうえで、買ったお店やメーカーに相談します。
回収(リコール)の対象になっていないか調べる
リコールとは、メーカーが「危ないので回収します」とお知らせすることです。
名前の知られたメーカーの製品でも、回収になっているものがあります。
本体の裏の小さな文字で、メーカー名と型番を確かめます。
型番とは、製品ごとについている、英語と数字の名前です。
それを、メーカーの公式サイトのお知らせ欄で調べます。
回収の対象になっていたら、今は何ともなくても、使うのをやめます。
メーカーや買ったお店に連絡しましょう。
買うときは「PSEマーク」と買う場所を見る
PSEマークとは、国の安全の決まりに合っていることを示す印です。
モバイルバッテリーは、2019年2月から、このマークがないものは売れなくなりました。
ただ、インターネットでは、マークのない品が出回っていることもあります。
買うときは、次の2つを見てください。
買うときの目安
PSEマークがついているか
メーカーや販売店の連絡先が、はっきりしているか
あまりに安いものや、問い合わせ先の分からないものは、避けたほうが安心です。
飛行機に乗るときのルールが変わりました
2026年4月24日から、飛行機に持ち込むときのルールが厳しくなりました。
国土交通省が発表しているルールを、かんたんにまとめます。
飛行機に乗るときの決まり
- スーツケースなど、預ける荷物には入れない(必ず手荷物で持ち込む)
- 機内に持ち込めるのは、2個まで
- 頭の上の収納棚には入れず、座席のポケットなど手元に置く
- 機内で、モバイルバッテリーを充電しない
- 機内で、モバイルバッテリーからスマホなどを充電しない
スマホを充電したいときは、座席についている電源を使います。
この決まりの一部は、守らないと航空法で罰せられることがあると案内されています。乗る前に一度見直しておけば大丈夫です。
くわしくは、国土交通省の発表をご覧ください。
https://www.mlit.go.jp/report/press/kouku10_hh_000310.html
大きさの決まりもあります。160Wh(ワットアワー)を超えるものは、持ち込めません。
Whとは、電池の大きさを表す単位で、本体の裏などに書いてあります。
ふつうにスマホ用として売られているものは、多くがこの範囲に入ります。迷ったら、本体の表示を確かめてください。
航空会社によっては、さらに厳しい決まりがあります。
乗る前に、ご利用の航空会社の案内も見ておきましょう。
捨てるときは、ふつうのごみに出さない
使わなくなったバッテリーを、燃えないごみなどに出すのはやめましょう。
ごみ収集車の中や、ごみ処理場で火が出る事故が起きています。
捨てるときの順番
- 1お住まいの区や市の案内を見るホームページや、ごみの分け方の冊子で「モバイルバッテリー」を探します
- 2回収してくれる場所に持っていく家電のお店などで、回収している場合があります(回収しているかは、お店に先に確かめてください)
- 3ふくらんだものは、回収箱に入れない区や市のごみの窓口に、出し方をたずねます
自分で分解するのは、とても危ないので、やめてください。
もし、煙や火が出たら
近づかず、まず身の安全を守ります
火花がおさまったら、たっぷりの水をかけて消します
自分で消すのがむずかしいときは、すぐに119番へ
(製品評価技術基盤機構〈NITE〉の案内より)
迷ったら、ひとりで決めずに
「これはふくらんでいるのかしら」「型番の文字が小さくて読めない」。
そんなときは、無理に使い続けないことがいちばんです。
くわしい確かめ方は、こちらの記事にまとめています。
https://school.x-mobile-musashikoyama.com/kaiketsu/031-mobile-battery-anzen.html
型番の調べ方が分からないときは、ご予約のうえ、バッテリー本体の型番のあたりを写真に撮って、お持ちください。ふくらんでいる・熱いものは持ち歩かず、写真だけで大丈夫です。教室でいっしょに確かめます(ご予約制です。いまは初回の30分相談が無料です〈通常1,100円〉。相談は30分で区切り、その先の作業は有料です)。
ご予約は教室のLINEから:https://lin.ee/noOtHI6