「年金事務所です」の電話やメールが来たら。あわてずに確かめる3つのこと

「年金事務所です。書類の提出が確認できません」
「手続きをしないと、年金が止まります」
こんな電話やメールが来たら、どきっとしますよね。
でも、あわてて言われたとおりにする前に、ひと息ついてください。
年金事務所や日本年金機構を名乗る、にせものの連絡が増えています。
どんな連絡が来ているの?
多いのは、次のような連絡です。
よく使われる言葉
- 「書類が届いていません。手続きしないと年金が止まります」(自動音声の電話が多い)
- 「保険料の払いすぎがあります。お金が戻ります」(還付金の話)
- 「アンケートです」と言って、家族や預金、口座の番号を聞く
- 「近くのATMへ行ってください」と言う
- 「マイナンバーカードの写真を送ってください」というメール
還付金(かんぷきん)とは、払いすぎたお金が戻ってくることです。
「お金が戻る」と聞くと、つい話を聞きたくなります。そこがねらわれています。
警察庁によると、ねんきんダイヤルなどに寄せられた不審な電話の問い合わせは、令和5年度の1,132件から、令和7年度は2,349件に増えました。2年でおよそ2倍です。
本物は、こんなことはしません
日本年金機構や年金事務所の職員は、次のことをしません。
これを覚えておくだけで、多くのにせものを見分けられます。
年金機構がしないこと
自動音声で電話をかけてくること
ATMの操作や、銀行への振り込みを案内すること
電話で、口座の番号などを聞き出すこと
メールで、マイナンバーカードの写真を送らせること
ATMで、お金が戻ってくることはありません。
「ATMへ」と言われたら、その時点でにせものです。
届いたときの、確かめ方
電話やメールが来たら
- 1その場で答えない番号を押す、折り返す、個人のことを話す、はしないでください
- 2リンクは押さないメールやSMS(携帯の番号で届く短いメッセージ)のリンクは開きません
- 3電話はいったん切る「確かめてからかけ直します」と言って切って大丈夫です
- 4自分で調べた番号へかける届いた連絡に書いてある番号は使いません
確かめる先は、年金の通知や、日本年金機構のホームページに載っている番号です。
自分で確かめる先
- ねんきんダイヤル 0570-05-1165
- (050で始まる電話からは 03-6700-1165)
- お近くの年金事務所
ねんきんダイヤルは、受付の曜日と時間が決まっています。日本年金機構のホームページで確かめてからおかけください。
通話料がかかります。番号は、かける前にもう一度よく確かめてください。
迷ったら、まずこの2つ
「これは本物かしら」と迷ったときは、次の窓口に相談できます。
相談の電話
- 警察相談専用電話 #9110
- 消費者ホットライン 188(いやや)
188は、お住まいの近くの消費生活センターにつないでくれる番号です。
お金を払ってしまったときも、ひとりで抱えずに、すぐに警察に相談してください。
ひとりで判断しないで
にせものの連絡は、本物そっくりの言葉で届きます。
おかしいと思った自分の気持ちを、大事にしてください。
11月6日・13日・20日の金曜10時の無料セミナーは、詐欺・安全対策の回です。にせの電話やメールの見分け方を、いっしょに練習します(くわしくは下の案内をご覧ください)。
警察庁の注意喚起は、こちらにまとまっています。
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/new-topics/250428/03.html
届いたメールやSMSが本物か不安なときは、ご予約のうえ、スマホをそのままお持ちください。教室でいっしょに確かめます(ご予約制・有料のサポートです。初回の30分相談は1,100円)。
ご予約は教室のLINEから:https://lin.ee/noOtHI6