家族で「合言葉」を決めていますか。電話でだまされないための家の約束

「お母さん、オレだけど」
声が少し違っても、家族を名乗られると、つい信じてしまいます。
詐欺の電話は、ある日いきなりかかってきます。
そのときにあわてないためには、ふだんの「家の約束」がいちばんの守りになります。
警察や国も、家族で備えることを呼びかけています。今日は、その中から3つをご紹介します。
1. 家族だけが分かる「合言葉」を決める
政府広報オンラインでは、家族にしか分からない合言葉を決めておくことを勧めています。
家族を名乗る電話が来たら、まず最初に合言葉を確かめます。
合言葉は、むずかしい言葉でなくて大丈夫です。
「質問」と「答え」の形にしておくと、使いやすくなります。
合言葉の例(政府広報オンラインより)
- 「今度どこに連れて行ってくれるの?」
- 「中学生のときの部活は?」
- 「妻の旧姓は?」
決めるときは、次のことに気をつけると安心です。
合言葉の決め方
家族のあいだでしか知らないことにする
インターネットやSNS(インスタグラムやフェイスブックなど)にのせていないことにする
紙に書いて電話のそばに貼らない(見られてしまうため)
忘れそうなときは、家族だけが分かる所にメモしておく
ときどき「覚えてる?」と確かめ合う
答えられなかったり、はぐらかされたりしたら、そこで電話を切ってください。
2. 家の電話は「留守番電話」にしておく
警視庁は、オレオレ詐欺を防ぐ方法として、留守番電話にしておくことを挙げています。
渋谷警察署のページでも、家にいるときもいつも留守番電話にして、相手を確かめてから出るよう呼びかけています。
なぜ効くのでしょうか。
警察庁のマンガでは、詐欺の犯人は録音されるのをいやがる、と紹介されています。
池上警察署のページでは、留守番電話のメッセージが流れると、ほとんどの犯人は電話を切る、とされています。
留守番電話のある家の電話
- 1電話が鳴るすぐには出ません
- 2留守番電話につながるメッセージが流れます
- 3犯人は切ることが多い録音されるのをいやがるためです
- 4家族や知り合いなら、声を残してくれる声を聞いてから、こちらからかけ直します
池上警察署は、呼び出しの回数を2回以下にしておくと、電話に出る前に留守番電話につながり、犯人と話さずにすむ、としています。
設定のしかたは電話機によって違います。電話機の説明書を見るか、分からなければ家族に頼みましょう。
また、電話がかかってくると「この通話は防犯のため録音されます」と相手に伝える、防犯機能つきの電話機もあります。
3. ふだんから家族で連絡をとり合う
政府広報オンラインでは、離れて暮らす親子こそ、こまめに電話をするよう勧めています。
用事がなくても「元気にしてる?変わったことはない?」と声をかけ合う。
「最近こんな詐欺が増えているらしいよ」と話題にする。
それだけでも、いざというときに相談しやすくなります。
あわせて、家族でこう約束しておくと安心です。
家族の約束
- 電話でお金の話が出たら、いったん切る
- かけ直すのは、今まで使っている家族の番号
- 「変な電話が来たよ」と、すぐ家族に知らせる
「家族の番号が変わった」と言われても、今まで使っている番号にかけて確かめます。
警視庁も、ひとりで対応せず、いったん電話を切って本人に確かめることを勧めています。
今日、家族に電話してみませんか
合言葉も留守番電話も、今日のうちに決められます。
次に家族と話すとき、「うちの合言葉、決めておこうか」と声をかけてみてください。
迷ったときの相談先は、警察相談専用電話「#9110」です。
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