名刺のメールアドレスを手で打つのは大変
——写真から「写し取って」登録できます
「いただいた名刺のメールアドレスを入れようとしたのですが、アルファベットが長くて、何度打っても届きませんでした。アンダーバーやハイフンの見分けもつかなくて」(60代・男性)
※ よくいただくご相談を、個人がわからない形で再構成しています。
メールアドレスの打ち間違いは、慣れている方でも起こります。ハイフン(-)とアンダーバー(_)、数字の1と小文字のl(エル)、0(ゼロ)と大文字のO(オー)——紙の上では、ほとんど見分けがつかないのですから当然です。
ですので、いちばん確実な対策は「そもそも手で打たない」ことです。カメラで写して、文字をそのまま写し取り、連絡先に貼り付けます。この方法なら、打ち間違いは起こりません。
全体の流れは、4つのステップです
- 名刺(や紙)の文字を、カメラで写す
- 写った文字を選んで「コピー」する
- 連絡先アプリで新しい相手を作り、貼り付ける
- 最後に1回、テストしてみる
撮るときのコツは、明るい場所で、名刺の全体が画面に入るように、まっすぐ上から写すことです。斜めから写すと、文字がうまく読み取れないことがあります。
やり方(iPhoneの場合)
- 「カメラ」を開いて名刺に向けます。そのままでも文字を読み取れますが、確実にするには写真を1枚撮って「写真」で開きます
- メールアドレスの上を長押しします(指を1〜2秒置いたままにする)
- 文字が青く選ばれます。両端に出るつまみを動かして、アドレスの最初から最後までがぴったり入るように整えます
- 出てきたメニューの「コピー」を押します
- ホーム画面に戻り、「連絡先」を開いて右上の「+」を押します
- お名前を入力し、「メールを追加」を押します
- 入力欄を長押しして「ペースト(貼り付け)」を押すと、コピーしたアドレスが入ります
- 右上の「完了」を押して保存します
やり方(Androidの場合)
- 「カメラ」または「フォト」を開き、Googleレンズのマークを押します
- 名刺にかざす、または撮った写真を選びます
- 「文字」「テキスト」の項目を押すと、文字が選べる状態になります
- メールアドレスの部分をなぞって選び、「コピー」を押します
- 「連絡帳」(連絡先)を開いて「+」(新しい連絡先)を押します
- お名前を入力し、メールの欄を長押しして「貼り付け」を押します
- 「保存」を押します
※ 機種によって「連絡帳」「連絡先」など言葉が少し違います。見つからないときは窓口へどうぞ。
電話番号は、そのまま発信できることもあります
名刺の電話番号にカメラを向けると、番号のところに下線が付いたり、受話器のマークが出たりすることがあります。それを押すとそのまま電話をかけられたり、「連絡先に追加」を選べたりします。番号を打ち込む手間が丸ごと省けます。
ただし、押した瞬間に発信されることもありますので、練習のときはご注意ください。かけるつもりがなければ、いったん赤いボタンで切って大丈夫です。
仕上げに、1回だけテストしましょう
登録できたら、その場で短いメールを1通送ってみることをおすすめします。「先ほどはありがとうございました」の一文で十分です。
もし宛先が間違っていれば、しばらくして「届きませんでした」という英語のお知らせが返ってきます。その場で気づけるのが、いちばん大事なのです。電話番号を登録したときは、テストで1回だけかけてみて、つながるのを確かめると安心です。
読み取った文字が1文字だけ違っていることもまれにありますので、保存する前に画面の文字と名刺を見比べるひと手間も、あわせておすすめします。
窓口では、こう解決しました
冒頭の方の場合、まず名刺を明るいところでまっすぐ撮り直していただきました。そのうえで、写真のメールアドレスを長押ししてコピーし、連絡先に貼り付けるところまでご一緒しました。
実は、これまで届かなかった原因はアンダーバーをハイフンと打っていたことでした。コピーした文字と名刺を見比べて、その場で「ここが違っていたんですね」と確認できました。仕上げに一言メールを送っていただき、返信が届くのを見てからお帰りいただいています。所要時間は約30分です。
- 打ち間違いを防ぐいちばんの方法は「手で打たない」こと
- 名刺は、明るい場所でまっすぐ上から写す
- iPhoneは写真の文字を長押し→コピー、AndroidはGoogleレンズで文字を選んでコピー
- 連絡先(連絡帳)で新規作成し、入力欄を長押しして貼り付ける
- 電話番号は、そのまま発信や連絡先追加ができることもある
- 最後に1回テスト送信(またはテスト発信)して、その場で確かめる