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2026年9月 カメラ活用

小さい文字が読めない
——カメラで撮って大きくすれば、虫めがねいらず

■ 窓口に届いた相談
「お薬の説明書きの字がとにかく細かくて、めがねをかけても読めません。家電の裏の型番を電話で聞かれたときも、結局読めずに困ってしまいました」(70代・女性)
※ よくいただくご相談を、個人がわからない形で再構成しています。

細かい字が読みにくいのは、目の力の問題ではなく字のほうが小さすぎるのです。そこで、スマホのカメラの出番です。撮って大きくすれば、虫めがねを探さなくても読めます。

ここでは、やさしい順に3つの方法をご紹介します。まずは方法①だけ覚えていただければ十分です。

方法① 写真に撮って、指2本で広げて読む

いちばん簡単で、iPhoneでもAndroidでも同じようにできる方法です。

  1. 「カメラ」を開いて、読みたい文字を写します(説明書き、型番、値札など)
  2. 撮った写真を開きます(カメラ画面の左下、または「写真」「フォト」から)
  3. 画面に親指と人差し指をそろえて置き、そのまま外側へ広げます。これで文字が大きくなります
  4. 大きくしたまま指1本ですべらせると、読みたい場所へ移動できます

この「指2本で広げる」動きをピンチアウトといいます。うまくいかないときは、指の間を少しだけ開いた状態から始めて、ゆっくり広げてみてください。

撮るときのコツは、明るい場所で・少し離して・両手で持つことです。近づけすぎるとピントが合わず、かえってぼやけます。

方法② iPhoneには「拡大鏡」が最初から入っています

撮らずに、その場で虫めがねのように使える機能です。明るさを上げたり、白黒をはっきりさせたりもできるので、薄い印刷にも向いています。

使い方(iPhoneの場合)

  1. ホーム画面を下に軽くすべらせて、検索の欄に「拡大鏡」と入れる
  2. 出てきた虫めがねのマークの「拡大鏡」を押す
  3. 読みたい文字に向けて、画面下のつまみを右へ動かすと大きくなります
  4. 近くにある稲妻のようなマークを押すと、明かりが点いて見やすくなります

Androidの場合

Androidでは、標準の「カメラ」で写して方法①のように広げて読むか、次の方法③のGoogleレンズをお使いになると同じことができます。

※ 機種によって言葉が少し違います。見つからないときは窓口へどうぞ。

方法③ 撮った文字を「写し取る(コピーする)」

ここまでできると、ぐっと便利になります。写真に写っている文字を、打ち直さずに文字としてそのまま取り出せるのです。型番をメモに残したいとき、家族にLINEで伝えたいときに重宝します。

iPhoneの場合

  1. 「写真」で、文字が写っている写真を開く
  2. 読み取りたい文字の上を長押しする(指を1〜2秒置いたままにする)
  3. 文字が青く選ばれるので、両端のつまみで範囲を整える
  4. 出てきたメニューの「コピー」を押す
  5. 「メモ」やLINEの入力欄を長押しして「ペースト(貼り付け)」を押すと、文字が入ります

Androidの場合

  1. 「カメラ」または「フォト」でGoogleレンズのマークを押す
  2. 読みたい文字にかざす、または写真を選ぶ
  3. 「文字」「テキスト」の項目を押すと、文字が選べる状態になります
  4. 読みたい部分をなぞって選び、「コピー」を押す
  5. メモやLINEの入力欄を長押しして「貼り付け」を押します

手書きの文字も読み取れることがあります。ただし、くずし字やかすれた字は間違って読まれることもありますので、大事な数字は目でも見比べてください。

窓口では、こう解決しました

冒頭の方の場合、まずお薬の説明書きを写真に撮っていただき、指2本で広げて読む練習をしました。「こんなにはっきり見えるの」と驚かれ、その場で最後まで読み切ることができました。

次に、ご自宅の家電の型番を想定して、こちらの機器のラベルで文字を長押ししてコピーし、メモに貼り付けるところまで一緒にやってみました。「これなら電話口でも読み上げられる」と安心されたご様子でした。所要時間は約30分です。

  • まずは写真に撮って、指2本を外側に広げて(ピンチアウト)読む
  • 撮るコツは「明るい場所で・少し離して・両手で持つ」
  • iPhoneは「拡大鏡」が最初から入っている。明かりも点けられる
  • 文字を写し取るには、iPhoneは写真の文字を長押し、AndroidはGoogleレンズ
  • コピーした文字はメモやLINEに貼り付けられる。大事な数字は目でも確認する
この困りごとの解決めやす 時間のめやす:約30分 / 料金:1,100円(税込・初回の30分相談)(ITサポート 30分3,300円〜)
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指2本の動きが難しいときは

ピンチアウトは、慣れるまで少しコツが要ります。ご自身のスマホと、読みたい説明書きや箱をそのままお持ちください。手を添えて一緒に練習できます。
教室の生徒さんは、授業の中や作業会でもこの記事を見ながらご質問いただけます。

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