地図を見ても、どっちに歩けばいいかわからない
——カメラをかざすと矢印が出ます
「駅を出たところで地図を開いたのですが、自分がどっちを向いているのかがわからなくて、反対方向に5分も歩いてしまいました。昔から方向音痴で、地図はどうも苦手です」(60代・女性)
※ よくいただくご相談を、個人がわからない形で再構成しています。
とてもよくいただくご相談です。じつはこれ、地図が読めないせいではありません。紙の地図と違って、スマホの地図は「自分が今どちらを向いているか」がわかりにくいのです。
ここでは、まず基本の道案内の出し方をご説明し、そのあとに方向音痴の方の強い味方「ライブビュー」という機能をご紹介します。カメラを景色にかざすと、目の前の風景の上に矢印が出てくる機能です。
まずは基本——歩きの道案内を出す
ここではGoogleマップ(グーグルマップ)を使います。地球のような色の、赤いピンが立ったマークのアプリです。
- Googleマップを開く
- いちばん上の「ここで検索」と書かれた白い枠を押して、行きたい場所の名前(お店の名前、住所など)を入れる
- 候補が出てくるので、目的の場所を押す
- 画面の下のほうにある「経路」(けいろ)を押す
- 上に電車・車・徒歩などのマークが並ぶので、歩いている人のマークを押す
- ルートが出たら、下の「開始」を押す
これで道案内が始まり、曲がる場所で音声が教えてくれます。
※ 機種やアプリの新しさによって、ボタンの言葉が少し違うことがあります。見つからないときは窓口へどうぞ。
青い点の「向き」を見る
地図の上に出ている青い丸い点が、今のご自分の場所です。よく見ると、その青い点から扇(おうぎ)のような光の広がりが出ていることがあります。
- 青い点=ご自分がいる場所
- 扇の広がっている方向=ご自分が今、顔を向けている方向
つまり、扇の向きと、進みたい道の向きをそろえるように体ごと回れば、正しい方向を向けます。その場でくるりと回ってみると、画面の扇も一緒に回るのがわかります。
この扇がうまく出ない、向きがおかしいというときは、スマホを持ったまま空中で大きく「8の字」を描くように動かすと、直ることがあります。
いちばん心強い「ライブビュー」——景色に矢印が重なります
ライブビューは、スマホのカメラを目の前の景色にかざすと、その景色の上に大きな矢印や案内が重なって表示される機能です。「あの建物の手前を右」というのが、見たままでわかります。
使いかた
- 上の手順で歩きの道案内を開始する
- 画面の中に「ライブビュー」という表示(カメラのマークがついていることが多いです)が出たら、それを押す
- カメラが立ち上がったら、スマホを立てて、目の前の建物や道にかざす
- 周りの景色をゆっくり写すよう案内が出たら、そのとおりに少し左右に動かす
- 画面に矢印が出たら、その矢印の方向へ歩く
出てこないときは
ライブビューは、使える場所や条件があります。次のようなときは、表示が出ないことがあります。
- 周りの建物が少ない場所、屋内、地下など
- 暗い場所、雨や霧などで景色がはっきり写らないとき
- カメラの使用が許可されていないとき
- お使いの機種によっては、対応していない場合があります
出てこないときは、無理をせずふつうの地図の画面と、青い点の扇の向きで進んでください。少し歩くと表示が出てくることもあります。
※ 歩きながら画面を見続けるのは危険です。立ち止まって確認し、確認したらスマホを下ろして歩く——これを繰り返してください。
窓口では、こう解決しました
冒頭の方とは、まず教室の前の道でその場でくるりと一回転していただき、画面の青い点の扇が一緒に回るのを見ていただきました。「これが自分の向きなんですね」と、ここでいちばん驚かれていました。
そのあと、実際に近くのお店を目的地にして道案内を出し、ライブビューをオンにして、大きな矢印が景色に重なるところまで一緒に確認しました。「これなら私でも歩けます」とのことでした。出ない場所もあることもお伝えして、そのときは扇の向きで進む、という二段構えで覚えていただきました。所要時間は約30分です。
- 行き先を検索 →「経路」→ 歩いている人のマーク →「開始」で道案内が始まる
- 青い点から出ている扇の向きが、自分が向いている方向
- 案内中に「ライブビュー」を押してカメラを景色にかざすと、矢印が重なって表示される
- 屋内・地下・暗い場所などでは出ないことがある。そのときは地図と扇の向きで進む
- 確認するときは立ち止まる。歩きながら画面を見ない